トヨタ生産方式は、常に改善を目指すため、

働く人にはつらい方式ですが、職場を守るためには強い会社が必要なのです。





「トヨタの上司」OJTソリューションズ、中経出版

トヨタの上司
【私の評価】★★★★★(90点)


■( 本質 )に目を向けよ!とこの本に書いてありますが、
 本当に( 本質 )が書いてある迫力のある一冊でした。

 ・個人を責めるのは簡単。本質に目をむけよ・・・
  もし彼らにケガをさせてしまったとしたら、しくみが悪い。
  そして、しくみをつくる管理監督者の責任だぞ(p170)


■トヨタの強さは、( しくみ )があること。
 そして、( 基準 )があることでしょう。

 あいまいな努力とか、目標ではなく、
 定量的な( 基準 )を定めるのです。

 ・整理するための基準・・・「一ヵ月以上使っていないものは捨てる」と
  細かく基準を定める。・・・そもそも、基準がなければ、
  問題が見えないはずなんです。問題が見えないと手が打てない。(p155)


■そうした( 基準 )があるからこそ、
 問題を解決することで( 基準 )が改定され、
 さらなる改善ができるわけです。


■そうした改善を続けるトヨタの文化を育てた大野耐一氏は、
 部下を手取り足取り教育していません。

 自分の答えを部下にやらせるのではなく、
 部下に考えさせ、自ら考える部下を作っていたのです。

 ・大野さんは決して回答を言わないんです。あの人は、自分から
  『こうせい』『ああせい』と指示することがなかった。
  かならず現場の人間に考えさせるようにしていたんですね。(p15)


■トヨタ勤務40年のベテラン達の経験談は貴重です。
 トヨタ生産方式とは、手法ではなく、
 文化であり、人材であるということがわかりました。
 ★5つとします。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・鈴村さんは『虎は死んで皮を残す。お前は何を残すんだ』と
  ゴミ箱のカンをカーンと蹴りながら叱っておられました。(p24)


 ・自分自身の上司から、『思いは口に出せ』と教えられてきたんです。
  いま、自分が知っていること、理解していることを、どんな場面でも
  いいから、口に出してみんなに伝えていけと。(p199)


 ・最後は「信念」。人に感謝したり、謙虚であったりしても、
  やはり自分の信念は持たないといけない。その信念というのは、
  「自分たちはお客さまの代弁者であり、トヨタのなかでしっかり
  モノを言うこと」(豊田章男)


▼引用は、この本からです。

トヨタの上司
トヨタの上司
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OJTソリューションズ
中経出版 (2007/10/20)
売り上げランキング: 577
おすすめ度の平均: 4.0
4 動かすことば、動かすマネジメント

【私の評価】★★★★★(90点)


■著者紹介・・・(株)OJTソリューションズ

 2002年、トヨタ自動車とリクルートグループによって
 設立されたコンサルティング会社。
 トヨタ在籍40年以上のベテラン技術者がトレーナーとなり、
 現場のコア人材を育て、儲かる会社つくりを支援。

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■関連書評■
a. 「トヨタ式ならこう解決する!」若松 義人、東洋経済新報社
【私の評価】★★★★★

b. 「トヨタ流「改善力」の鍛え方」若松 義人、成美堂出版
【私の評価】★★★★☆

【トヨタ生産方式とは】
大野耐一らが体系化したムダの排除、ジャストインタイム、改善などを柱とした生産方式。

そのほかにも、カンバン方式、多能工、自働化、あんどん、カタログエンジニア、混流生産、作業標準など数多くの手法、キーワードを作っている。


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