トヨタ生産方式は、常に改善を目指すため、

働く人にはつらい方式ですが、職場を守るためには強い会社が必要なのです。





最強トヨタの7つの習慣―なぜ「すごい工夫」が「普通」にできるのか


【私の評価】★★★★☆

■著者紹介・・・若松 義人

 1937年生まれ。トヨタ自動車工業に入社後、
 生産、原価、購買の各部門で大野耐一氏のもと
 「トヨタ生産方式」の実践、改善、普及に努める。
 現在、カルマン株式会社代表取締役社長。

●トヨタ関係の本では、著者の若松 義人さんのものは、
 はずれがありません。

 これは、著者が大野耐一氏と直接仕事をしたことで、
 知識だけではない本質のトヨタ方式というものを
 理解されているからでしょう。

 ・仕事は権力ではない。理解と納得である。誠意を持って
  足で稼げ(大野耐一)(p236)


●トヨタ生産方式とは、単なる方法ではなく、
 大野耐一氏の生み出したモノ作りの考え方なのです。

 そして、それをいかに組織に浸透させていくのか。
 そうした地道な普及活動にも大野耐一氏の考え方は、
 深いものがあります。

 ・信念を持って同じことを何度も言うことが必要です。
  ときに言葉を換えながら、『この人は本気なんだ』と
  相手が思うまで言い続けることが大切です。重要なのは
  『変わるまで言う』こと。(p115)


●トヨタの車には突飛な感動はありませんが、
 堅実な強さがあります。

 これも、社風、仕事の進め方の結果といえるでしょう。

 ・ホンダマンは夢を語りたがるが、
  トヨタマンはどこに問題があるかを語りたがる(p3)


●一冊、二冊読んだだけでは、トヨタ生産方式は理解できないと
 思いますが、それでも読んでいただきたい一冊です。
 ★4つとしました。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・売上げ規模では、トヨタ1対GM60。比較にならなかった。
  原価ではトヨタ1対GM0.5。半分である。・・・
  平然と世界トップのGMをベンチマーキングの相手に選ぶのが
  トヨタ流だ。(p22)


 ・トヨタ流改善の定着に欠かせない言葉がある。
  「気軽に、楽しく、即改善」
  である。新しいアイデアを思いついたら、すぐにやってみるのが一番だ。
  (p51)


 ・豊田英二氏は技術開発や部品づくりを外部にまかせることに慎重で、
  「なか(社内)でやれ」と自社開発にこだわった。(p70)


 ・トヨタ流は、自分の目で見に行く時間と手間を決して
  惜しまない。報告書や数字も見るが、より重要なのは
  事実である。(p82)


 ・わしの言う通りやるやつはバカで、やらんやつはもっとバカ、
  もっとうまくやるやつが利口(大野耐一)(p123)


 ・新しい方法と既存の方法の二つがある場合、コストや経費が
  ほぼ同じなら、必ず新しいほうを採用してほしい。それには勇気がいる。
  ・・・そこに自分をかける人間が成功する。(p129)


 ・同じ標準作業表を一か月ぶら下げていれば、
  「お前は一か月遊んでいたのか」
  と言われるほどトヨタ流の改善スピードは速い。(p206)


▼引用は、この本からです。
最強トヨタの7つの習慣」若松 義人、大和書房(2006/3)¥650
【私の評価】★★★★☆

【トヨタ生産方式とは】
大野耐一らが体系化したムダの排除、ジャストインタイム、改善などを柱とした生産方式。

そのほかにも、カンバン方式、多能工、自働化、あんどん、カタログエンジニア、混流生産、作業標準など数多くの手法、キーワードを作っている。


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