トヨタ生産方式は、常に改善を目指すため、

働く人にはつらい方式ですが、職場を守るためには強い会社が必要なのです。





「トヨタのできる人の仕事ぶり」石井 住枝、中経出版(2005/04)¥1,470

トヨタの役員秘書が見た トヨタのできる人の仕事ぶり
石井 住枝
中経出版 (2005/04/29)
売り上げランキング: 7,547
おすすめ度の平均: 3
3 読んでも読まなくても
4 高レベルビジネスマンの事例集
2 個人的な体験は興味ありません

(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)


●著者紹介・・・石井 住枝

 1965年生まれ。トヨタ自動車で、17年間、役員秘書、ビジネス
 マナー教育に携わる。現在は独立し、コンサルテング、研修などを実施。


●会社の強さとは、ちょっとした仕事のやり方に現れるような気がします。

 例えば、トヨタでは、コピー用紙の補給もカンバン方式であり、適正在庫
 より少なくなったら、その都度発注するという方式です。

 一方、業務の効率化という名のもとに、コピー用紙は決まった日に一定の
 量を職場に配布している会社もあります。


●どちらの会社が強い体質なのかは明らかでしょう。


●さらに、文房具も置き場所を決めているというのはやりすぎのような
 気もしますが、一時が万事、会社の体質を示しているのでしょう。

 ・引き出し用にポリウレタンのシートが配られていました。スタンプ、
  ボールペン、消しゴムなど、それぞれの置き場所をくり抜き、必要な
  数だけ収納できるようになっていました。(p74)


●毎日の業務のちょっとした工夫、職場での工夫が積み重なり、
 そしてそれが会社全体となれば大きな差となるのでしょう。

 ・毎朝、始業前にミーティングをしていました。・・・その日のテーマを
  設け、「今日のグループの目標」を決定していました。(p81)


●自分の業務がぜんぜんなっていないということがわかりました。
 自分の仕事の甘さを気付かせてくれた一冊として★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・できる人ほど工場に足を運び、会社のありのままの姿をつかむことを日々
  忘れていませんでした。(p34)


 ・新入社員のときから、「受けた電話は簡単に人に回さないように」と指導
  されました。いったん電話に出たら、電話を受けた人が最後まで責任を
  もって対応せよという方針です。(p42)


 ・トヨタでは電話の呼び出し音が3回鳴ると「お客様や相手の方をお待たせ
  して失礼ではないか」と注意されます。・・・電話の対応だけでなく、
  「なにかを聞かれたら、即、実行する」ということも徹底されていました。
  (p41)


 ・C部長からは、事前に議事録をつくっておきなさいと指導されました。
  ・・・はじめに議事録をつくっておくことによって、会議進行の流れ
  が明確になります。(p56)


 ・H役員は「製造をしてくれている人の気持ちを理解することが大切です。
  工場のスタッフが、すぐラインを止められないのであれば、システムや
  仕組みがおかしいと思わねばならない。もし、部品を落としてしまう
  ような状態があるのであれば、そのことに気づかなかったこと自体が
  まずいと思わねば」とおっしゃっていました。(p102)


「トヨタのできる人の仕事ぶり」石井 住枝、中経出版(2005/04)¥1,470
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)



【トヨタ生産方式とは】
大野耐一らが体系化したムダの排除、ジャストインタイム、改善などを柱とした生産方式。

そのほかにも、カンバン方式、多能工、自働化、あんどん、カタログエンジニア、混流生産、作業標準など数多くの手法、キーワードを作っている。


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