トヨタ生産方式は、常に改善を目指すため、

働く人にはつらい方式ですが、職場を守るためには強い会社が必要なのです。





「現場の変革、最強の経営 ムダとり」山田日登志、幻冬舎(2002/04)

現場の変革、最強の経営 ムダとり
山田 日登志
幻冬舎 (2002/04)
売り上げランキング: 4,460
おすすめ度の平均: 4.31
5 奇跡をもたらす生産システムの変革!!!
5 気鋭ビジネスマンの必読書
4 「ムダとり」は、製造業にとって欠かせない作業だ。

(評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です。)


●トヨタが純利益1兆円を初めて超えたと報道されていましたが、これは経営すべてにわたってムダをとる工夫がされているからでしょう。手抜きをするのではなく、ムダを取ってきたからこそ1兆円という結果に結びついているのだと思います。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・原始的な一枚の板(紙)の情報は、“パソコンに入れたが最後活用されなくなる”情報よりはるかに有効だ。以前ある指導先では、発注一件につき、五十枚、六十枚という数の伝票が工場内を飛びかっていた。時間と労力のおそるべき浪費である。現場で働くすべての人が「出荷管理」の状況をつねにリアルタイムで把握していることが、「ムダとり」の第一歩である。
<ISO9001とかを取ってしまうと、作成する文書がいっぱいになってしまいます。正におそるべき浪費です。その解決方法がボードなどを使った「見える化」なんですね>


・通常、設備機械は、材料費、資材費の四倍というのが値段の相場である。・・・ところが、同じ働きをする機械が「からくり」を利用すれば半分以下、ときにはスタンレー鶴岡製作所のように三十分の一というわずかな製作費で完成する。
<自分で道具を作ってしまうということですね。本田総一郎さんも、買ってきた機械を改造するのがいいんだと言っていました>


・数字やデーターは、影でしかない。物事の本質はすべて現場にある。まさに「現場に神宿る」のである。ムダとり革命は、現場でしかできない。工場を一目見て、瞬時に問題点と解決策がアドバイスできなければ、一人前のコンサルタントとは言えない。
<やはり現場、現場がすべてということでしょう>


・現場で鍛え上げられた、職人としての誇りを持った技術者は、ともすればリストラの対象とされやすい。しかし、それは大いなる過ちである。機械はいくらでも交換が可能だが、職人は取替えがきかないのだ。
<企業の価値はどこで生産されるのでしょうか。それは現場です。>


・スローガンなどに掲げられた数字には、たしかに人を動かす魔力はある。しかし、確実に人を動かそうと思ったら、具体的な行動を指示する方がはるかに有効だ。やってみる。絵に描いてみせる。文章に書いて読ませる。そして話す、という順だ。
<これをこうすれば10秒が7秒になる。やってみよう、ということですね>


・自分は何で日本一になるか、目標を持って行動すること。仕事をすることは、競争に勝つこと。それが生きていることであり、やりがいになる。
<私はなんの日本一になろうかな・・・。>

「現場の変革、最強の経営 ムダとり」山田日登志、幻冬舎(2002/04)¥1,400
(評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です。)

【トヨタ生産方式とは】
大野耐一らが体系化したムダの排除、ジャストインタイム、改善などを柱とした生産方式。

そのほかにも、カンバン方式、多能工、自働化、あんどん、カタログエンジニア、混流生産、作業標準など数多くの手法、キーワードを作っている。


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