トヨタ生産方式は、常に改善を目指すため、

働く人にはつらい方式ですが、職場を守るためには強い会社が必要なのです。





「トヨタの労働現場」 伊原 亮司

トヨタの労働現場―ダイナミズムとコンテクスト
伊原 亮司
桜井書店
売り上げランキング: 76028
おすすめ度の平均: 5.0
5 研究と現実の乖離を鋭く描く
5 素人にも専門家にも「おいしい」本


期間従業員も含めてすべての従業員は、月に一度「創意くふう提案」を提出する
ことになっている。

トヨタの労働現場」 伊原 亮司


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●月に一度の提案はすごい!と思ったら、次には「そのほとんどは、締め切り直前に
なって無理やり捻り出してるようであり、職制から「ネタ」をもらって書いている従
業員もいる。」とあり、トヨタでも同じだなと安心しました。工場長の現場視察があ
ると、掃除したり、見せたくないものを隠したりと、同じようなものです。


●では、最強のトヨタはどこが違うのか?といえば、一握りのリーダーが使命感を持
って高いレベルの仕事を要求していることです。多くの従業員はイヤイヤやっていま
すが、高レベルの標準作業、月一回の創意くふう提案、月2回のQCサークルなどに
より、経営者は高いレベルの仕事を押し付けています。


●高いレベルの仕事を要求して会社が繁栄するか、ナアナアの仕事ですまして会社が
左前になるか、わたしたちはどちらを選ぶべきでしょうか。


●この本で発見したことは次のとおりです。


・「標準作業」があり、そのタクト・タイム(作業時間)は非常に高レベルなので、
異常に速い作業スピードが要求される


・高いレベルの「標準作業」により、作業員は、さらにスピードを上げる独自の方法
を考え、余裕を生み出そうとする。


・期間従業員を一般従業員の雇用を守るためのバッファーにしている。


・反抗的な態度をとったものには、「標準作業」を徹底させ「自由裁量」を取り上げ
る。

トヨタの労働現場」 伊原 亮司


【トヨタ生産方式とは】
大野耐一らが体系化したムダの排除、ジャストインタイム、改善などを柱とした生産方式。

そのほかにも、カンバン方式、多能工、自働化、あんどん、カタログエンジニア、混流生産、作業標準など数多くの手法、キーワードを作っている。


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